ナチュラルワインの声〜世界のワインライターが語るナチュラルワインの魅力〜

 



 『ナチュラルワイン手帖』にお越しいただきありがとうございます。

ナチュラルワインって、ただの流行じゃない。世界中のワインライターが、そのユニークな味わいや哲学に惹かれて、熱く語り続けているんです。化学的な介入を最小限に抑え、土地の個性をそのままボトルに閉じ込めたこのナチュラルワインは、まるで造り手の心がそのまま伝わってくるよう。今回は、海外の著名なワインライターたちの視点から、ナチュラルワインの魅力とその広がりを探ってみます。彼らの言葉と動画を通して、あなたもこの自然派ワインの世界に飛び込んでみませんか?」
















アメリカのナチュラルワイン革命 - Alice Feiringの視点




 ワインライター Alice Feiringについて


アリス・フェイリングは、アメリカのワインライターであり、特にナチュラルワインの擁護者として知られ、従来のワイン業界における慣習的な添加物や技術介入に疑問を呈し、自然な製法で作られたワインを積極的に支持し、その著書や記事を通じてナチュラルワインの普及に貢献しています。


ナチュラルワインの世界的権威。彼女のブログ「The Feiring Line」では、添加物ゼロのワインを追い求め、そのストーリーを熱く綴っています。例えば、オレゴンのバイオダイナミック農家を取材した彼女の著書『Natural Wine for the People』では、「ワインは生き物であり、造り手の魂が宿る」と語ります。彼女のInstagram(@alicefeiring)には、素朴なボトルと畑の写真が並び、アメリカナチュラルワインシーンが若者や都市部で爆発的に広がっている様子が伝わります。










インタビューの要約


アリス・フェイリングは、ナチュラルワインを「化学薬品を使わず有機またはビオディナミック農法で育てたブドウから、野生酵母で自然発酵させ、何も加えず何も取り除かない、介入を最小限に抑えたワイン」と定義し、商業ワインが一貫した味を目指すのに対し、ナチュラルワインはヴィンテージや天候、造り手の気分で変化する生き生きとした個性を持ち、シャープなものからファンキーなものまで多様で、誠実で地球に近い味わいを楽しむ旅として、初心者には軽い赤や白から気軽に試すことを勧めています。









イギリスの自然派ムーブメント - Jamie Goodeの科学と情熱



ワインライター Jamie Goodeについて


ジャミー・グードは、植物生理学の博士号を持つイギリスのワインライターであり、ワイン科学の専門家として、科学的な視点からワインを分析し、その魅力を伝えることで、ワイン愛好家やワイン業界に大きな影響を与えています。


ブログ「Wine Anorak」で、ナチュラルワインを科学と情熱の両面から解剖。彼は「ナチュラルワインは完璧じゃないけど、それが魅力」と語り、発酵の自然なプロセスを重視します。Instagram(@drjamiegoode)では、南アフリカオーストラリアナチュラルワイン生産者との交流写真が投稿され、グローバルな視点でのナチュラルワインの進化を伝えています。彼の記事は、初心者にもわかりやすく、読者にも響くはず。











インタビューの要約


ジャミー・グードは、ナチュラルワインを「有機またはビオディナミック農法で合成化学物質を使わずに育てたブドウを天然酵母で発酵させ、砂糖や酵素、清澄剤、濾過を避け、亜硫酸塩を最小限に抑えた最小介入のワイン」と定義し、テロワールやヴィンテージ、栽培者の個性を表現する本物で予測不可能な魅力を持ち、明るいものからファンキーなものまで多様な味わいが特徴で、科学者として自然に任せる面白さを強調し、初心者には従来の基準で判断せず良いワインバーで軽い赤や白から試すことを勧めています。









フランスの伝統と革新 - Isabelle Legeronの哲学




マスター・オブ・ワインのIsabelle Legeronについて


イザベル・レジェロンは、マスター・オブ・ワインの資格を持ち、自然派ワイン専門のワインフェア「RAW WINE」を主催するなど、自然派ワインの普及に尽力し、フランス出身であり、女性のマスター・オブ・ワインとして、その情熱と専門知識で世界中のワイン愛好家から注目を集めている人物です。


著書『Natural Wine』でナチュラルワインを世界に広めた立役者。

彼女のInstagram(@isabellelegeron)では、パリのワインバー 「La Cave à Michel」やジョージアのクヴェヴリワインの写真が登場し、伝統と革新が交錯するフランスのシーンを映し出します。「ワインは自然と共にあるべき」と説く彼女の言葉は、ナチュラルワインの本質を捉えています。










インタビューの要約


コロナ禍の影響とRAW WINEの取り組み
コロナ禍で2年間イベントが開催できず経営危機に直面したが、ウェブショップの立ち上げや初のデジタルカンファレンス「The Live」を企画し、事業の多角化と再起を図った。


ナチュラルワイン市場の成長
過去5年でナチュラルワインの認知度と市場規模は大きく拡大し、若手生産者も増加。ワインは品薄になるほど人気となり、かつてとはまったく異なる状況になった。


ナチュラルワインの定義と問題点
人気拡大の一方で「ナチュラル」や「オレンジ」などの言葉がマーケティング目的で濫用され、量産ワインにも使われる問題が発生。生産規模や製法に基づいた明確な基準が必要とされている。


透明性と教育の重要性
解決策として、原材料表示の義務化や、消費者への教育・啓蒙活動の強化が必要と強調。信頼できる生産者や店舗から購入することが本物のナチュラルワインを楽しむ鍵になる。


もし自分がブドウ品種なら?
自身を「グルナッシュ(Grenache)」に例え、多様性があり、地中海の自然やハーブに囲まれて育つイメージが自分に合うと語った。









オーストラリアの新世代 - Rachel Signerの情熱


ワインライターRachel Signeについて


レイチェル・シグナーは、自然派ワインに情熱を注ぎ、その魅力を伝える記事や著書を執筆するだけでなく、自身のワインブランド「Persephone Wines」を立ち上げるなど、多岐にわたる活動を通して自然派ワインの普及に貢献している北米やオーストラリアのワインライターです。自然派ワインの世界において、独自の視点と情熱を持つ人物として知られています。


雑誌「Pipette」やブログナチュラルワインの魅力を発信。彼女自身が「Persephone Wines」でワイン造りに挑戦する姿をInstagram(@rachelsigner)で公開し、畑での収穫や試飲の写真が並びます。「オーストラリアナチュラルワインは自由で実験的」と語る彼女の視点は、南半球の新鮮なエネルギーを感じさせます。








インタビューの要約



ライターでありナチュラルワイン生産者でもあるレイチェル・シグナーは、ナチュラルワイン専門の美しい印刷雑誌「Pipette」を創刊し、その背景にはナチュラルワイン文化の広がりと、自身が心から共感できる表現媒体へのこだわりがあったことを語り、さらにナチュラルな製法で造られる微発泡ワイン「ペットナット(Pet-Nat)」の魅力や自身の手作業によるワイン造りの経験、ナチュラルワインが人生にもたらした影響を描いた自身の回想録『You Had Me at Pet-Nat』について、自然で丁寧な暮らしや「生きたワイン」という考え方を通じて、ナチュラルワインが単なる飲み物ではなく、文化や喜びを分かち合うための存在であることを伝えている。








ナチュラルワインへの招待


「海外のワインライターが語るナチュラルワインは、ただの飲み物じゃない。それは土地と人、そして自然への敬意が詰まった一杯なんです。彼らの情熱に触れると、ボトルを開けるたびに新しい発見がある気がしてきます。あなたも次の一杯で、ナチュラルワインの世界に足を踏み入れてみませんか? お気に入りのナチュラルワインや感想をぜひ教えてください。この旅は、みんなで一緒に楽しむものなんですから!」


ナチュラルワインの楽しさを飲みながら、発見していきましょう!






関連リンク北摂ワインズオンラインショップで季節のナチュラルワインをチェック



関連リンク
:北摂ワインズInstagram






コメント