ペットナットってなに?自然派スパークリングワインの魅力を解き明かす〜シャンパンじゃない!ペットナットの個性とは〜
『ナチュラルワイン手帖』にお越しいただきありがとうございます。
「ペットナット」という言葉を耳にしたことはありますか?
最近、世界中のワイン好きの間で話題沸騰中のこの飲み物は、ナチュラルワインの一種で、自然な泡が特徴のスパークリングワインです。でも、いったい何が特別で、なぜ人気なのか?このブログでは、ペットナットの基本からその魅力、飲み方までをわかりやすく解説します。気軽に楽しめる新しいワインの世界を、一緒に覗いてみましょう!
ペットナットとは?基本の基本
ペットナット(Pétillant Naturel)はフランス語で「自然に泡立つ」という意味。以前はペティアンやペティアン・ナチュレと呼ばれてましたが、近年アメリカやオーストラリアでも造られるようになり、現在のペットナットと呼ばれるようになりました。
ここが重要なポイントですが、シャンパンとは異なり、一次発酵が終わる前にボトルに詰められ、瓶内で発酵が続くことで自然な泡が生まれます。このペットナットを造るための「メトード・アンセストラル(祖先の方法)」という醸造手法は、昔ながらのシンプルな製法です。
普通のスパークリングワインとの違い
シャンパンやプロセッコは二次発酵で泡を作るため、瓶詰め後に酵母や糖を加えますが、ペットナットは添加物なし。自然派ならではの葡萄本来の素朴さで、濁りや軽い甘さが残ることも。泡も柔らかく、カジュアルな雰囲気が特徴です。
中には、シャンパーニュを凌ぐほど素晴らしいペットナットも存在します。
後ほど、おすすめペットナットでご紹介しますね。
どんな味?ペットナットの魅力
フルーティでフレッシュ、生の葡萄感、時には少しファンキーな香り。
ブドウの種類や生産者によって味が異なり、開けるたびにサプライズが楽しめます。
アルコール度数は低め(9〜12%程度)で、気軽に飲めるのもポイント。
ペットナットは、熟成させない分、葡萄の生っぽさを直接的に感じることができるので、その生産者の農業に対する姿勢が垣間見えます。ナチュラルワイン生産者への理解がより深まるワインだと個人的には思います。
どうやって楽しむ?おすすめのシーン
冷やし気味で飲むのがベスト。ピクニックやカジュアルなパーティー、ブランチにぴったり。シーフードや軽いスナックと合わせると、爽やかさが引き立ちます。クラウンキャップ(ビールの蓋のようなもの)で閉じられていることが多く、気取らず開けられるのも嬉しい。
アペリティフとしても向いているので、いつでも気軽に楽しむことのできます。
注目生産者とトレンド
主にはフランスが中心ですが、今や世界中のナチュラルワイン生産者がオレンジワインと同様、精力的に造っています。 日本でもペットナットを作る生産者が増加中。
例えば、オーストラリアの「デリンクエンテ」の軽快なペットナットは初心者にもおすすめ。世界的な自然派ブームで、個性的な一本が日々誕生しています。
では、実際におすすめのペットナットをご紹介いたします。
<カジュアルペットナット>
タフ・ナッツ 2024 【※抜栓注意】/ 白泡/ デリンクエンテ / オーストラリア・リヴァーランド / SO2無添加
<オシャレなロゼペットナット>
レ・ヴァルスーズ 2023 / ロゼ泡 /マリー・ロシェ / フランス・ロワール / SO2トータル12mg/l
<シャンパーニュ好きも驚愕するスペインのペットナット>
ラス・ニーニャス、アンセストラル 2017 /白泡/ フェルナンド・アングーロ / スペイン・アンダルシア / SO2 無添加
ペットナットは、自然派ワインの自由さとスパークリングの楽しさを兼ね備えたユニークな存在です。素朴でフレッシュで予測不能な味わいが、飲むたびに新しい発見をくれます。オンラインや店舗を訪れたら、ぜひ自分に合うペットナットを探してみてください。気軽に開けて、友達とシェアしながら、その魅力を味わってみませんか?
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