箕面ビールの受賞履歴:世界が認めた箕面の味
こんにちは、ナチュラルワイン好きの皆さん!
北摂ワインズオーナーの冨鶴 高(トミヅル コウ)です。
『ナチュラルワイン手帖』にお越しいただきありがとうございます。
前回のブログでは、箕面ビールの家族経営と地域愛が織りなす歴史をたどりました。
今回は、箕面ビールが世界の舞台で輝いた受賞履歴にスポットを当てます。
**ワールド・ビア・カップ(WBC)**での金賞や銅賞、国内外での栄光は、箕面ビールの技術と情熱の証。スタウトやピルスナーが世界を魅了した物語を、わかりやすくお届けします!
インターナショナル・ビア・コンペティション:世界への第一歩
箕面ビールの受賞の歴史は、2000年代に日本で開催されたインターナショナル・ビア・コンペティションから始まります。
2002年:ピルスナー インターナショナル・ビア・コンペティション 銀賞
この受賞は、家族の情熱の結晶。箕面ビールが国内外の注目を集めるきっかけとなりました。
ワールド・ビア・カップ(WBC):ビールのオリンピック
WBCは、世界50カ国から数千のビールが競う「ビールのオリンピック」。箕面ビールはここで輝き続けます。
- 2012年:ゆずホ和イト - 金賞(ハーブ&スパイスビール部門)
箕面産柚子の爽やかな香りが世界を魅了。
- 2016年:スタウト - 金賞(クラシック・アイリッシュスタイル・ドライスタウト部門)
コーヒーやチョコの濃厚な風味が評価され、箕面ビールの名を世界に。
- 2024年:ピルスナー - 銅賞(ボヘミアンピルスナー部門)
クリアな苦味と花の香りが、シンプルなスタイルでの技術力を証明。
- 2025年:スタウト - 金賞、ピルスナー - 銅賞
2025年5月1日、インディアナポリスで開催されたWBC2025で、スタウトが再び金賞、ピルスナーが2年連続銅賞。スタウトの深いコクとピルスナーの純粋さが世界を驚かせました(World Beer Cup, 2025)。
ワールド・ビア・アワード(WBA)
- 2009年:スタウト - 金賞(Dry Stout部門)
濃厚なフレーバー、繊細でドライな口当たりが高評価。
- 2018年:スタウト - 国別最優秀賞(Stout部門)
日本代表として濃厚なフレーバーが高評価。
- 2020年:ペールエール - 国別最優秀賞(Pale Ale部門)
ホップの爽やかさが世界で認められました。
2009年、スタウトが上位7位に入賞し、間もなく金賞を獲得。
このニュースは、共同通信社の石井記者を通じて産経新聞に大きく掲載され、他のメディアもこぞって「箕面ビールのスタウトが世界一」と報道。箕面ビールの名が一気に広がりました。
この受賞は、家族とスタッフ全員の努力の結晶。当時社長の大下正司さんと醸造責任者の香緒里さんが、箕面の小さな醸造所で手作りしたスタウトが、世界の注目を集めた凄い瞬間でした。
日本のコンペティション
- インターナショナル・ビア・コンペティション(日本):
- スタウト、W-IPA、桃ヴァイツェン:金賞・銀賞。
- 柚子ホワイト:銀賞。地元素材のビールが人気。
- ジャパン・ビアフェスティバル(横浜):
- 複数回、来場者投票で第一位(横浜市長賞)。「何杯でも飲める」味わいが愛されます。
アジアでの評価
- アジア・ビア・チャンピオンシップ:
- 2017年:柚子ホワイト - 金賞
- 2019年:桃ヴァイツェン - 銀賞
- 2021年:スタウト - 銅賞
受賞の秘密:家族とチームの情熱
箕面ビールの受賞は、多様なスタイル(スタウト、ピルスナー、ヴァイツェン、IPA)と地元素材(桃、柚子)の活用が鍵。
醸造責任者の香緒里さんから受け継いだ伝統、班長たくちゃんの繊細な感覚と職人技、そして家族とスタッフの厳格な品質管理が、連続受賞を支えています
初期の苦労—手貼りのラベル、手動の栓—を乗り越えた家族の情熱が、WBC2025のダブル受賞に繋がりました。
次回予告:「ピルスナーとスタウト」:WBC2025を輝かせた職人技と情熱
次回は、WBC2025で輝いたピルスナー(銅賞)とスタウト(金賞)の醸造技術と、箕面ビールを支える醸造家「たくちゃん」の完璧主義を掘り下げます。箕面のビールが世界を魅了する秘密、乞うご期待!
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